2020年4月29日水曜日

TZR250R・・・29歳

昔からの友人から、そろそろ暖かくなるのでTZR250Rのチャンバーとキャブのお掃除依頼。このバイクももうすぐ30歳なんですね。
最初はチャンバーを外して持って来て掃除だけの話でしたが、フロントバンクのチャンバー取り付けナットなめて取れないので車両持ち込み。ついでにキャブもという事に。
でナット・・・・苦労しました。ナットスプレッダーで噛んでも回すスペースなし。結局隙間からタガネ突っ込んで少しづつ叩く事しばし・・・外れました。
フロントバンクはタイヤが跳ね上げた水がかかりそうなので、それでこんなに成ったんですかね・・・

そしてチャンバーお掃除。アルカリ洗浄剤を入れてゴム栓で蓋をして・・・以前は満タンまで洗浄剤を入れていましたが、新しい装置が有るので半分ほど入れてシェイクシェイク。

サイレンサーのグラスウールの交換もお願いされていたのでリベット外すと・・・あらら溶接されていて非分解ですわ。


次はキャブ。エアクリーナーボックスが面倒でしたが摘出、分解。

リアバンクのガスケットが欠品です。図46:3XV-14199-00

仕方が無いので作ります・・・・
今見ると右側のフロントバンク用ガスケット図45:1KT-14198-00 を切って作れましたね。

そしてゴールデンウイーク前に納車。

残念ながらこんなご時世ですので何処も行き先無いですけどね・・・・・

2020年4月26日日曜日

側車のブレーキ・・・お勉強

良く来られる点火系を弄ったBMW R69Sの方が側車側ブレーキのエア抜きしてほしいと午後来られました。
側車のブレーキは本車リアドラムブレーキのロッドに油圧マスターが挿入されて、その油圧で側車のブレーキを掛けるという凝った構造です。


側車側のフェンダーを跳ね上げ、スピンなーで留めているホイールを外して作業。

と、いくらブレーキペダルを踏んでもエアが抜けきれません。注射器のシリンダーで吸い上げるとにエアのみ出てきます。?????何故?????
オーナーがお持ちの中古スペアのマスターと動作を比べるとマスターがストロークしていない気がします。仮説としてマスターが不調でフリュードを押し出せないのでは・・・・
という事でこの日はオーナーさんがマスターをスペアに交換するため持ち帰り。

翌日、再度来訪されて作業します。前日付いていたマスターをオーナーが開けた所、スラッジが沢山溜まっていたそうです。マスターをスペアに交換して来たのでストロークするように成りましたがエアが抜けない現象変わらず・・・・・次にマスターをうちにあったフロントブレーキ用マスターに交換してもエアが抜けません。ううむ、マスター以降が問題なのかな?側車を直ぐに外せるようにブレーキライン分割カプラーが付いているんですが、これかもしれない・・・・という事で二日目終了。

さらに翌日、注射器のシリンダーにブレーキフリュードを満たして押し出すと交換した交換したスペアのマスターからフリュード漏れ・・・・・・
オーナーさんが前についていたマスターを掃除して持ってきていたので、これに交換。右がブレーキペダル側、左が本車リアブレーキ側に繋げます。

すったもんだして交換。注射器シリンダーで強制的に圧送しても漏れないのを確認。そしてペダルを踏んでエア抜き・・・・・エアばかりで抜けません。
オーナーさんの話をよく聞くと、ブレーキシリンダーのカップを交換した時に少し小さかった気がするとの事。うむむ・・・なんか怪しい。ブレーキシリンダーの刻印:11/16"、そして交換したというカップの袋は5/8"・・・・・これだ!!

注射器ピストンで圧入した時や、マスターから圧が掛かった加圧状態ではブレーキカップの内側から圧力が掛かりカップが膨らんでフリュードが漏れませんが、注射器ピストンで引いたりマスターが戻るときの負圧時にカップから空気が入るというワンウエイバルブ化してブレーキシリンダーからフリュードは漏れず空気だけ入っていたのでした!!

外したカップを取ってあったのでこれに交換して・・・・エア抜き出来ました!!!

次に本車と側車の左右ブレーキ調整。これがなかなか判らない。ドイツ語のマニュアルコピーは有りますが、Web上で情報検索しても出てきません。構造から考えて色々動かしてやってみます。

結局、マスターのリヤブレーキ側のネジを回すとマスターの中に組んであるスプリングのプリロードが変化し、側車側の利きが調整できることが判明。オーナーさんの側車7割の利きのご要望で調整して完了。

3日間勉強に成りました。

2020年4月16日木曜日

自転車ボトムブラケット交換

この間からかみさんの通勤スペシャル号がペダルを漕ぐとギシギシ音がするとの事。
かみさんの在宅勤務日にチェック。
ううむ、ボトムブラケットがガタガタ・・・・・

自転車の専用工具などないので、ギアプーラー等汎用工具で分解。シャフトを抽出すると、リテーナーがバラバラ。ベアリングの球も凹んでます。


シャフトの寸法測って部品発注し、到着したので早速組み込み。

こんなネジだったので・・・・

フライホイール用ユニバーサルホルダーを使って組み込み完了。

スムーズにクランクが回る様に成りました・・・後はかみさんへアピールしとかなきゃね♪

2020年4月7日火曜日

同級生の神経疾患と大動脈解離

1959年製の僕と同級生・・・・メグロS3がやってきました。

神経疾患(電気系の不具合)と大動脈解離(オイルラインからのリーク)を治します。
神経疾患はブレーキランプが点かないのと、後から追加してあったウインカーがメインスイッチ前から電源を取っていたのでメインスイッチ以降に変更。アポロは付いてるんですけどね。今どきの人はアポロが出ても判んないでしょ。

大動脈解離はシリンダーヘッドの給油ラインからのオイルリーク修理です。

先ずは神経疾患から。オーナーが配線図持ってきてくれました。

ブレーキの球・・・OK。球のコネクター・・・電気来てません。ブレーキスイッチ・・・生きてます。その途中か・・・・テールランプのホルダー外すと線を継いだ後が。しかしここまで来てません。継いであった所はギボシ端子に変更。途中が切れてるのかと追ってゆくと・・・スイッチ後の途中のギボシ端子が犯人でした。ギボシ端子を交換圧着しなおして完了。

次にウインカー・・・
メインスイッチから出ている線を追って、最短で配線できるところから分岐してウインカーリレーに完了。ついでにノーマルでもメインスイッチ経由していなかったブレーキランプもここから配線。
電気は完了。

オイルリークですがオーナーさん曰く、バンジョーのシールワッシャーを交換しても漏れている。バンジョーに入っているパイプ接続部分から出ている様だ。じっくり観察すると・・・・

接続部にクラックが入っている様です。外してみると、クラックが入った部分が動きますので、此処がリーク場所ですね。

脱脂してブラシで擦って、バーナーで炙った後にフラックス塗布して100Wの半田ごてで半田を流し込み。

暖気後、リークしないのを確認。周辺を一回りしてもリークは止まっています。大丈夫そうですね。
試乗時、左リターンシフトって初めてなので、結構あたふたしてしまいました・・・・

2020年4月6日月曜日

王冠の雫

コロナビールが生産中止のニュースが土曜に有りました。結構好きなんですよね・・・このビール。
夕方、買い物も有ってコストコに行ったところ、なんと箱売りの最後の一箱が・・・・
はい、しばらく飲めないのかと思い買ってしまいました♪


一晩冷蔵庫で冷やして・・・・ライムが無いのでカボスで代用・・・・

大事に呑みましょ♪


2020年4月2日木曜日

バモスの機動性向上

うちにきたHM1バモスを弄ります。
JB1ライフにも付いていた運転席のひじ掛け・・・・使いません。外します。

リアシートのひじ掛け兼ドリンクホルダー・・・・後ろに人を乗せることも少ないので外します。

これらの金具、結構な重量でしたわ。外へしてリアをフルフラットにするとこんな凹みが出来ます。さて、わざわざこんな事とお思いでしょうが。

さて、RS100Dを積んでみます。


フロントタイヤがこの凹みとシートの間にすっぽり♪
リアゲートが低いのでミラー外す必要が有りました。

気をよくしてプロジェクトがだいぶ頓挫しているCB/MBも・・・あらすっぽり。


エキパイ外れていますが、付いてるとミニバイク用スロープだと最低地上高辺りで擦りそうです。
さて、最後はCB。スロープに板を増やして・・・・

前の二台よりだいぶ重たく、天井との隙間も少なくて辛いですが・・・・

はい、すっぽり♪
但し、凹みから前輪を出す時の体制も辛いです。

ミラー外せば地上高が1020mm位なら搭載可能なことが判明。フロントタイヤが凹みにすっぽりなので、後はタイダウンで固定して移動できそうです。ハイルーフならもっと高いバイクも乗るんでしょうね。

2020年4月1日水曜日

コレクションホールから連絡 エイプリルフールネタでした

先日、コレクションホールから連絡が来ました。8月の下旬辺りからコレクションホールで「世界のCBカフェレーサー」(仮題)の特別展を行うので、なんとうちのCBを展示させてもらえないかという打診でした。もちろん、昨今のコロナの影響で中止になるかもしれませんとの一文が添えて有りましたが・・・・
内容としては70年代からの現代までの世界のカフェレーサー文化を展示するとの事で、フランスからJAPAUTOのカフェレーサーやイタリアからはBIMOTAのCB750、アメリカからも数多くのCB750ベースのカフェレーサーも持って来られるよう調整しているとの事です。うちのは中排気量のクラスとしてCB400Fのカフェなどと共に展示させてほしいとの事でした。
カフェスタイルの新しいバイクでも出す前兆でしょうか・・・・と思っていたら案の定、CB-Fコンセプトモデルの発表!!

当然、快諾する旨伝えましたとも!!
しかし、エンジンはオイルが若干滲んでるしタンクのメッキもくすんでるし・・・・最優先でこれらを綺麗にせねば!!エンジンばらしてウエットブラスト掛けるか・・・・ううむ、8月まで作業が沢山!!



さて、ここまで読まれた方。カレンダーを見てください。はい、今日から4月。エイプリルフールでした!!
こんなご時世ですが、この記事で笑って免疫効果を上げてください。
みなさん、コロナに負けない様にご自愛ください!!