以前、点火系とテールライト不具合を直したライラックR92ですが、オーナーさんが他の整備をして車検に持ち込んだところ、光量が少なくて落ちてしまったとの事で再び入庫。
光量アップと、アクセルを煽っても光量が上がらないので発電もしていないかもしれないので、そこも見てとのご依頼。
まずライトの光量アップのため現状把握。ロービーム
ノーマルの電球を外すと見たことない電球が出てきました。45W/45Wの記載があります。
ノーマルライトに60w/55wのH4ハロゲンを組み込めないか検討。乗っけてみるとバルブ側を加工すれば何とかなりそうです。
H4バルブの位置決めの凸を切り取って再び挿入。位置決めが無いので位置を合わせてネジを締めるとこんな感じです。何とかなりますね。
対策後の光は・・・・ロービーム
H4の光源が後ろ過ぎ反射鏡で広がってしまった様です。仕方がないのでH4の固定金具のポイント溶接を剥がして後ろ側に位置変更して光源を前に出す作戦。光の具合を見ながら位置を決めて、金具はステンレス製ではんだ付けできないためエポキシ接着剤で固定。端子が曲がっているのはライトケース内のスピードメーターケーブルと干渉したためです。コネクタは旗端子に変更しています。
次に発電系。エンジンかけてもチャージランプが消えません。配線図からDC発電のダイナモです。エンジン前部の蓋を開けると発電機が見えてきます。エンジンが掛かっているときにブラシを突っつくとチャージランクが消えることがあります。こりゃブラシですね。外すとチビけているのでスプリングが伸びきってブラシに圧が掛かって無いんでしょう。
ライラックのブラシは5mm×8mmの断面です。電動工具用のブラシでこの寸法は出てくるのですが、電線が真後ろに生えていてブラシを押すゼンマイスプリングと干渉してしまいます。
N360のブラシはこれより大きいので最悪これを削るかなぁと考えていたところ、スズキのK125がセルダイで、ブラシはまだ入手できる事を思い出しました。そこでダメ元で発注。
届きました。早速比較。をぉっ、良い感じ。寸法も5mm×8mmの断面です。
0 件のコメント:
コメントを投稿