去年はコロナで断念したそうですが、毎年カブで北海道巡りをしてる人からスーパーカブにオイルクーラー取り付けのご依頼。ヘッドにはフィンタイプのオイルクーラーが付いているのですが、オーナーの体重が100kg超えてるのでエンジンにはこれだけでは厳しいようです・・・・
最初はオイルポンプ排出全量をオイルクーラーに回したいとのご希望でしたが、クランクケース加工が必要でエンジン総バラシと成るため費用的に断念。カバーのみの加工で済むクランクケース側に回るオイルのみオイルクーラー循環とします。
先ずはカバー側のオイル出入り口の加工をします。オイル穴を塞いである蓋から通路目指して穴あけしタップ。
そしてオイル出口加工時に隔壁に開いた穴と奥の通路をGM8300で塞ぎます。
これでケース側の加工は終了。エンジンに取り付けてオイル通路をホースで直結して漏れなど無いのを確認。
さて、コアの取り付けですが、定番のヘッドの上下は飛び石が心配なのでと・・・じゃレッグシールドに空気の出口を作って、レッグシールドに入った空気がオイルクーラーを通って出るように設けましょう。
まさにNR500 (0X)の様に!!
この内側にオイルクーラーコアを仮止めし、オイルクーラー分の穴を拡大。さらに穴が大きい部分をアルミ板で塞ぐべく工作用紙で型紙作成。
位置と穴が決まったのでコアのステーをきっちり作ります。
型紙からアルミ板を切り出し、リベット留め配管して一気に組み立て。
さてエアフローはどうでしょ。前方に扇風機を置いて風を送ると・・・・オイルクーラーの口に成ると風が出ているのが分かります。
北海道旅行仕様スーパーカブバージョンアップ完成。
今年は行けますかねぇ・・・・
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