W650のサイドカー付き、リアのスポークが頻繁に折れるのでキャストホイールにして欲しいとのご依頼。
付けられそうなキャストのリアホイールを探します。同じメーカーの方が互換性が高そうな気がするのでカワサキで。排気量の大きなバイクでドラムブレーキ仕様のキャストホイールって70年代後半から80年代前半のモデルしかないですね。パーツリストでアクスルベアリングの内径が同じ物で色々検索します。その中で16インチに成りますが、Z550LTDのホイールがヤフオクで複数安価で出品されています。おそらくZ550FX仕様を作るのに余った物ですね。オーナーさんも16インチで良いと承諾を得たのでホイール、ブレーキパネル、スプロケットハブ、カラー類付きアクスルシャフトを落札しました。ハブダンパーは新品が欲しかったのですがメーカー欠品でこれもヤフオク調達に成りました。
チェーンサイズがZ550LTDが530、W650が525と異なります。スプロケットはブランクスプロケットを入手して、取付穴をやまが商店さんで加工してもらいます。歯数が同じのがラインナップに無かったのでこれもオーナーさんと相談して1T大きくローギアードなものにしてあります。
さて、実物で再検討。スプロケットを取り付けてノーマルとオフセットが有ると困るのですが、新しいスプロケットを組んで計ってみると左カラー外側(スイングアーム接触面)からスプロケットまでの寸法が同じに成りました。同じメーカーにして良かったです。
仮組してみるとブレーキパネル側のカラーはW650用を付けるとスイングアーム間幅とピッタリに成ります。カラーの作成が必須と覚悟していましたが、スプロケット加工だけで済みそうです。
ブレーキパネル径がW650がφ165に対しZ550LTDがφ180と成り、制動力も上がりそうです。サイドカーで重たくなっているので安心度が上がりますね。
ホールからタイヤ外してはげはげの塗装をサンドブラスト。オーナーさんが塗装手配です。
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