2025年8月24日日曜日

片肺W1SA

 エンジン片肺になって見て欲しいとW1SAが厚木から自走で来られました。
そう、宮ケ瀬に良く出没する車です。


状態確認。エンジン始動するとやはり片肺ですね。
この状態で右エアクリーナーにパーツクリーナー塗布するとエンジン止まります・・・・あ、インマニの左右連結から左側に入って止まったんだな。ところが再始動して連結ホース潰すとこれまたエンジン止まります。ちょっと理解できませんが、ここは保留。

確認続けます。プラグキャップから他のプラグ挿して点火確認:問題なし。プラグ外して左右コンプレッション測定:左右特に差異なし。



外したプラグで点火確認したところ右側火が飛ばず。これですね。手持ちの中古プラグ挿したところ点火。このプラグ挿入してキックしたところ始動。ただし、オイルスモーク・・・・

外した不良プラグの抵抗確認したら・・・・・・約100kΩ。見た目はこっちの方が新しっぽかったんですがね。


二気筒ともエンジンに火が入ったのでキャブ調整。ちなみにこの時左右連結チューブを潰すとアクセル開けてないとエンジン止まります。低回転では結構隣のキャブから吸気してるのですね。片肺の時の現象はこれでした。

オイルスモークは片肺時に出てたオイルが溜まって燃えてた様です。しばらくすると減少してきましたが、再始動して温まってくるとやはり少し出てきます。今回プラグがダメに成ったのもこのオイルが悪さしたと思われます。


オーナーに確認したところ、とりあえず今回はプラグ新調して、オイルスモークに関しては保留という事で・・・・納車。

と、お見送りたら直ぐに戻ってこられました。エンジン吹けないと・・・
プラグの不具合発見し、アイドリング調整して問題ないと判断し、試走してませんでしたわ。

その後、点火時期確認は問題なし。走るとキャブっぽい気がします。右フロート外すと・・・・・


右ジェットホルダーがグラグラ。ここから燃料や空気吸ってたんですね。アイドリング状態ではフロート内のガソリンが波打たず安定してたので現象出なかったと思われます。

その後、各ジェット掃除、フロートレベル調整して試走。問題ないですね。
無事納車。

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