2021年9月21日火曜日

良い火花、良い混合気、良い圧縮

 茅ヶ崎でエンジンが掛からなくなったとスズキK125をピックアップして来て入庫。



先日交換した新品K90のメーター。純正袋には「世界グランプリ入賞」の文字が入っていましたっけ♪


さて、不具合ですがなんかエンジン回りでカツンと音がしたとたんに停止したとの事。
先ずは点火確認。プラグも洗浄してセルダイを回すと元気な火が飛びます。ポイント周りの部品脱落で点火時期狂ったのを疑い、ポイントカバーを開けても問題無し。そして点火時期も適正。
キャブからパーツクリーナー噴射してもエンジンが掛かりません。キャブ外してみますが、ジェットが外れて落ちていることもなく、フロートレベルも適正。ロータリーディスクバルブもポートから覗く限り問題なさそうです。
ピストン周りの音を疑い、プラグ穴を指で塞いでセルダイを回すととりあえず圧縮も有ります。
さあ、良い火花、良い混合気、良い圧縮が揃っているように見えますが、エンジンはうんともすんとも言わないです。

さて、マフラー外して排気ポートから覗いてみると・・・・ああっピストンが!!


ヘッド剥ぐってシリンダーを見てみると・・・・・


そういえばエンジン掛らなくなってからセルダイの回転する勢いが良くなったかも・・・って話が。プラグからの圧縮も2stだからこんなもんかと思っていましたが、低かったんでしょうね。音がしたのもこの焼き付きの音だったんでしょう。

オーナーにはスズキ純正オーバーサイズが出ないので社外のピストンとボーリングですと伝えたところ、そこまではやらない事に成りました。

ピストンのダメージと圧縮抜け具合を見たかったんですがね・・・・・

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