2021年11月17日水曜日

ライラックR92メンテナンス デフ編

 メインスタンドが立つ様になったので、オイル類交換。クランクケース下からオイル漏れしていましたが、ドレインワッシャがくたくた。オイルの出てくる量も少ないですわ。シリンダーのベースパッキンやオイルパンからの多少のオイル漏れは有りますが、ドレインワッシャ交換でだいぶ改善するはず。

持ってこられるときに4速でギア鳴りみたいな音がするんだよねとの事。先ずはミッションオイルとデフオイル交換して様子見ましょう。と更に話を伺うと、デフのドレイン穴?からオイルが垂れるのでタッピンネジで塞いだとの事。

近所の73sevenさんに此処ってどんな構造ですかと尋ねると・・・・「多分オイルのドレイン穴です。左のパネル、オルシールや駆動部の噛み合わせのグリス等が流れ落ちたものを受けるドレインン溝がついて、ここからオイルを抜く穴がブレーキカバー側→アウターケースと繋がっています」とのご回答。ありがとうございます。

じゃ、塞いじゃっちゃブレーキにオイル回っちゃいますね。バラシて直さねば。基本的構造はBMW R50と同じとの事なので、そのパーツリスト見ながら分解。オイルもほとんど出きってちょっとしか出てきませんわ。




ブレーキカバー側のベアリングがゴロゴロ。オイルシールもくたくたです。ここから漏れてたんですね。奥のベベルギアも当たり面が若干荒れてます。これは部品手に入りませんからそのままですね・・・


このベアリング60BC1285と刻印されていますが入手できないので、内径外径同じで厚さが1mm厚い6912を使います。ベアリングの厚さが1mm厚いのでブレーキ側のパネルを1mm削ってもらいます。やまが商店さん何時もありがとうございます。


口径の大きな薄いベアリングなので圧入は慎重に・・・・鉄板敷いたトレーに油を入れてIHヒーターで温め100℃位で取り出して、冷凍庫に入れてあったベアリングを入れるとするっと入りました。暖かいうちにオイルシールも入れちゃいます。


パッキン作らねば・・・・ブレーキ側パネルにパッキンが付いている時にスキャン。ちょっと画像処理した後にパッキン紙にコピーしてチョキチョキ切り出し。


組み立てて完成。



ぐるっと試走してみました。デフのオイル漏れは無くなりましたが、ギア鳴りはまだ少し有るようです。ちょっと荒れていたデフベベルギアかミッションか・・・・オーナーさんどうしましょうか。


ちなみにダイナモのブラシに代用していたスズキK125のブラシですが、2月に入手出来ていたのが入手出来なく成ってました。次のために代替品探さねば・・・・・


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