1ドル150円以上もする円安なのにeBayでポチってしまいました。商品価格は安かったですが、送料が商品価格の二倍で高いわぁ・・・・
ポッチったのはN600Eのシリンダーです。ボアを広げるにあたりN360Eのスリーブ交換ではなくN600Eの鋳込みスリーブにするのが目的です。買う前からN360Eのシリンダーよりフィンが2枚多くことは分かっており、シリンダー長が高いです。この分削るつもりで購入。
ポチってから思い付いたのですが、いっそコンロッドを長くして連桿比を変えてサイドスラスト低減するのはどうかな??
キャリロで調べるとオーダーフォームが有りますね・・・・おいくらになるのかしらん??
先ずはノーマルの連桿比を調べてみましょう。N360Eのコンロッドの軸間は実測で128.7mm。
ストロークが57.8mmなので連桿比は・・・・
128.7/(57.8/2)=4.45 に成ります。
Wiki先生によると「一般的な4ストロークガソリンエンジンでは3.5付近に設定される。レース用エンジンのように高回転を常用するエンジンでは4よりも大きく設定され、フォーミュラ1エンジンでは5以上に設定される」と有ります。あら、このままでも十分大きな値ですね。
物が到着。なぜかカルフォルニアからイリノイ経由さらにテキサス経由して運ばれて来たようで3weekも掛かりましたわ。
さて、届いたN600Eのシリンダーの高さは113.5mm、一方N360Eのシリンダー高さは90mmです。
N360EのボアアップにN600Eのピストンが使えるという事はピストンピン上の寸法は変わりません。またN600Eのストロークは69.6mmなので、N600Eのコンロッド長は・・・・
128.7+(113.5-90)-(69.6/2-57.8/2)=146.3
のはずです。
N600の連桿比は・・・・
146.3/(69.6/2)=4.2 に成ります。これもそこそこ大きな値ですね。
さて、コンロッドをN600Eシリンダーに合せて作ると長さは・・・・
128.7+(113.5-90)=152.2
これでの連桿比は・・・・
152.2/(57.8/2)=5.2 F1並みですねー
コンロッドのコストも有りますが、ヘッドが高くなって重心が上がるし、ボンネット等の干渉もありそうなのでこのまま使う案は没にします。
さて、シリンダー高さ削るのにあたり問題が無いか観察。
スタッドボルト位置はN360Eのベースガスケット重ねて検証。問題なし。
ボアピッチも同じ。
削ったシリンダー上面はローラーやスライダー等の為の加工は必須です。
N350Eシリンダー高さを示しているノギスの位置まで削ると、取付部のネジが切ってある場所がなくなりますね。溶接肉盛りかな?要検討です。
いつかに続く・・・・