2024年7月20日土曜日

Z360エンジン御開帳してLSDシム交換

 降ろしたエンジンを開腹します。今回は腰上触らないのでサクサク分解。
そして御開帳。1.5か月ぶりのクランクケース内ご拝顔・・・・


そしてLSD(FCC TRACK)摘出して、ワイヤロック切って分解します。



入ってたシムは1.5mm厚でした。厚さ7段階の内3番目に薄いやつですね。


FCC TRCKの中身はこんなふうに成ってます。右下の三角山の付いたのがドライブシャフトに繋がります。そしてデフケースの溝に駒が入ってこれがデフケースの溝に沿って動きます。駒を4個だけ外してみました。右上のコーンスプリングの効きをシム厚で調整しています。


シムを1番薄い1.3mmに交換して組み立て。0.2mm厚さが変りますが、どうなんでしょうねぇ。組んで走って見ないと判りませんね。


そして再びワイヤリング・・・裏表で12か所!!


デフ外したついでにシフトロッドのオイルシールと作ったシールラバーガイド代替品に交換。今まで古いシビック用のオイルシールのつばの部分切断して使いシールラバーガイド無しでしたが、ブラケットの位置決めにこのガイドが必要に成り変更です。今回はUE14257を使ってみます。ここのオイルシールは摺動方向対応オイルシールにしたかったのですが入手できなかったので・・・(写真はエンジンスタンドに乗ってるので上下逆さまです)



前回組む時に舐めてしまったクランクケースのM6タップにヘリサートを入れます。まためんどくさい所ですねぇ。


切子が入らないようにミッション外してマスキングして作業。


さあ、これでロアケース乗せるぞと作業してネジ締めてたところ・・・折れました!!仕方ばないのでロアケース外して摘出。



よし、今度こそとまたクランクケース組もうとするとまた一本欠損、一ヶ所舐め・・・
全ネジ新調、舐めた場所ヘリサート、更に前回もやってますがすべてのボルト穴確認してタップ通しましたわ。まあ何回開けたか分からないクランクケースですからねぇ。仕方がないです。


前回組んだ時にクランクサイドベアリングを組む際に輪ゴム使うと書きましたが、この際パッキンが回って穴が合わなくなり毎回ちょっとイラっとします。良いこと思いつきました。ベアリングホルダーのネジにイモネジ入れておくとパッキンも回りませんしベアリングホルダーの位置決めも簡単。位置が合って収まったらイモネジ取って、ボルトで留めればOkay♪


さあ、左サイドカバー取り付けてクラッチ取り付け・・・・あちゃー、今度は此処が折れました。以前純正ボルトが入手できず、代わりに強度の高いボルトに変えたんだけど…今回は折れたボルトの先が触れたのでポンチポチポチ作戦で外れたので、サイドカバー開けずに済ましたわ。



強度区分12.9のボルト取り寄せて組み立て。


最後に電動ファンのケースにクラックが入ってたのでアングル材で補強。たぶん前回外した時にネジが一本外れてたのでそのため振動してクラック入ったと思われます。


猛暑の中、ようやっとエンジン完成しました。



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