非常に綺麗なロードフォックス(TB10)のエンジン掛らないとお持ち込み。ワイドトレッドスペーサーでミニカー登録されています。
さて、始動を試みますが確かにエンジン掛りませんね。プラグ外すと火は飛んでます。プラグホールを指で蓋してセルを回すと圧縮有ります。プラグホールからパーツクリーナー差すと、瞬間エンジンが掛かります。燃料系が原因ですね。
という訳でエンジンの上の黒色カバー外してみます。キャブのフューエルホース外すとガソリン出るのでコックまでは大丈夫ですね。あれ?なんかキャブの上側のアクセルワイヤーアウターが外れてますね。ここを弄ってるとエンジン始動できるように成りました。
アクセルワイヤーのキャブとオイルポンプの分岐を見たいのですが、リアの大きなカバー外さないと見れません。そのためにはマフラー外す必要があるようです。
もろもろ外してワイヤ分岐部から良く見えます。オーナーさんがサービスマニュアルを持ってきて下さったので眺めてると・・・・ありゃりゃ?キャブが別物に交換されてるようです。キャブトップも異なりますし、フューエルデリバリー位置も違うしエアスクリュー位置も異なります。調べるとTD01ジャイロX用キャブだと思われます。イグニッションコイルの位置も異なるので、実走するために手が入ってる車両ですね。
ワイヤーを手繰ってキャブトップにワイヤーアウターを入れますが・・・・アクセル捻ってもキャブが全開に成ってません。どうもワイヤーアウターが短いようです。今までアウターがキャブトップの外側に掛かってたのでかろうじて開いてた様です。
パーツリストを見比べるとロードフォックスのアクセルワイヤーはエンジン直前でキャブとオイルポンプと分岐してますが、ジャイロXはレッグシールド前で分岐しているようで、ワイヤーが大きく異なっていて取り寄せても問題が出そうですね。ロードフォックスのアクセルワイヤはメーカー欠品だし。ほんじゃ分岐以降のアウターワイヤーを作ることに。下が作ったアウターで、15㎜伸ばしました。
カバー内にアクセルワイヤの分岐部を収めるのに苦労しましたが、この後マフラー装着。
オートチョークが効いてない気がするとのお話が有ったので、バイスターターも交換します。TD01ジャイロXの純正品を手配しました。買ったバイスターターはコネクター接続ですが、付いていたバイスターターは線が直接生えています。実はここがコネクターだと思って引っ張ったところ、圧着部から千切れてしまいました。線がギボシ端子なのでここだけロードフォックスのバイスターターでした。
ロードフォックスのバイスターターは既に欠品で入手できません。ジャイロXのコネクタ部分手配しなくてはとパーツリスト見るもそんな部品は有りません。メインハーネスにコネクタが付いてるのかもしれませんね。仕方がないのでコネクタ用の平端子を圧着して接続することにしました。この後平端子部に熱収縮チューブで絶縁対策します。
これでまた不具合が出てもジャイロXの部品で対応可能です。
一通り終わったので近所を一周。ミニカー登録なのでノーヘルで。楽しー♪