2024年6月28日金曜日

エクステンションロッドのブラケット作成

 とりあえずLSD(FCC TRCK)の効きは弱くするためにエンジン降ろす方向ですが、シフト抜け検討したエクステンションロッドを次回エンジン搭載後にでも追加できるようブラケットを作成することにします。
Z360のシフトロッドとバルクヘッドの穴の位置関係確認します。


ちょっと上にでしたら取り付け場所が確保できそうです。そこでスペアエンジンと厚紙工作してブラケット形状を検討します。バルクヘッドに干渉しないようなるべくエンジンに近く成る様に・・・・Ver.4でようやく辻褄の合うものが完成。取り付けはエンジンマウントと供締めの仕様です。



この厚紙から展開図作成。SA-Zのミッション側ブラケットの厚さと同様の2.3mm厚鉄板を入手し切り出します。サンドビックの金鋸の歯で切り出しますが、当日は猛暑日。捗りませんわー!!!


大汗かいて外形は切り出しました。穴は曲げるときに悪さしそうなのでセンター穴のみ。


さて、これ曲げられるか??と悩んでると、W1工房厚木基地さんからうちで曲げられるよとお申し出頂きました。直ぐに出向いて大きな曲げ部を曲げていただきます。こんな工具もお持ちだなんて!!



ありがとうございました。帰ってエンジンマウント部とロッド取り付け部を万力に挟んで曲げます。既に両角が曲げてあるので、力業で曲がりました。
しかしこれをエンジンに当てると、鉄板の厚さ分がデフ部の凹に干渉することが発覚。仕方が無いので大穴開けます。補強が必要ですね。

さて、此処まで出来てエクステンションロッドの取り付けできるのかと不安に成り、型紙の上半部を切り取り実車にあてがってみました。


これではボルトは室内から挿入できませんね。エンジンルーム側からステアリングラック下を弄ると触れます。こちら側から締められそうです。一安心。

大穴塞ぎと、曲げ部補強の金具を切り出し溶接。雨で湿気多いですが、下手な溶接を見たくないのでさっさかシャーシブラック塗布して終了。いずれも見えない所だから良し。完成しました。


次回エンジン積む時に干渉を確認しながら着けてみましょう。もしかしたらLSDの効きを弱めたら使わないかもしれませんがね。

TL125キャブ調整備忘録

 今日は雨で涼しいですが、気温が30℃位に成るとTL125のスロー系が怪しいので調整。エアスクリューが3回転くらい戻してあったので濃いですね。

うちのTL125は166ccの排気量に見合ったPE22に交換してあります。キャブのバンドを緩めて捻ってジェット交換。


スローを#40から#35、メインは変わらず#92にしてみます。この状態ではエアースクリューが半回転戻しに成ってしまったので、この後スローを#38にしたところ1回転戻しに成りました。


ニードル位置も確認。



気温が高いときにエアスクリュー再調整ですね。

2024年6月27日木曜日

EⅡ300スターターワイヤー切れ修理

 EⅡ300スターターワイヤー切れですが、そのまま仕舞ってしまおうかと思いましたが、板金曲げでW1工房厚木基地へ伺ったときにこの話をした際、スターター用ワイヤーを頂いたので修理に着手。

ゼンマイ外さずに出来るかなとばらし始めます。何とかゼンマイ外さずに交換かと思いきや、ゼンマイの巻きが変です。前回修理時にゼンマイの巻きをおかしくしたようです。

巻きを直すことも有りゼンマイ解きます。厚木基地ではスターターワイヤーはゼンマイ外さずに交換できるんじゃないと言われましたが、少なくともこの発電機はゼンマイばらさないと交換できないと思われます。という訳でゼンマイ地獄!!
再び小学校の時、時計を分解して元に戻せなくなったトラウマが・・・


こんなに成ってしまったので、えーとワイヤーはこっちに引っ張るんだからこっち巻き?ゼンマイどっち巻きだっけ?・・・等と考えながらどうに組み立て完了。
今回も前回もゼンマイ組み立ての写真有りません。手を離すとゼンマイが飛び出すので・・・・


外装部分を組み立てます。底板を留めてたネジが床に擦れたのか詰まって使えません。


M5のネジを新しいのに変えますが・・・・なんかきつい。ああっ!!旧JISのM5ネジでした!!この発電機は1964年旧JIS廃止前の製品かぁ。


と嘆いていたらご近所の方からすぐそばのホームセンターに売ってる情報を頂きました。他の作業中断し買ってきました!!皿ネジやナットの詰め合わせなのですね。


おかげさまでネジも揃って完成です。


ロードフォックス(TB10)のエンジン掛らない

 非常に綺麗なロードフォックス(TB10)のエンジン掛らないとお持ち込み。ワイドトレッドスペーサーでミニカー登録されています。


さて、始動を試みますが確かにエンジン掛りませんね。プラグ外すと火は飛んでます。プラグホールを指で蓋してセルを回すと圧縮有ります。プラグホールからパーツクリーナー差すと、瞬間エンジンが掛かります。燃料系が原因ですね。

という訳でエンジンの上の黒色カバー外してみます。キャブのフューエルホース外すとガソリン出るのでコックまでは大丈夫ですね。あれ?なんかキャブの上側のアクセルワイヤーアウターが外れてますね。ここを弄ってるとエンジン始動できるように成りました。


アクセルワイヤーのキャブとオイルポンプの分岐を見たいのですが、リアの大きなカバー外さないと見れません。そのためにはマフラー外す必要があるようです。

もろもろ外してワイヤ分岐部から良く見えます。オーナーさんがサービスマニュアルを持ってきて下さったので眺めてると・・・・ありゃりゃ?キャブが別物に交換されてるようです。キャブトップも異なりますし、フューエルデリバリー位置も違うしエアスクリュー位置も異なります。調べるとTD01ジャイロX用キャブだと思われます。イグニッションコイルの位置も異なるので、実走するために手が入ってる車両ですね。


ワイヤーを手繰ってキャブトップにワイヤーアウターを入れますが・・・・アクセル捻ってもキャブが全開に成ってません。どうもワイヤーアウターが短いようです。今までアウターがキャブトップの外側に掛かってたのでかろうじて開いてた様です。
パーツリストを見比べるとロードフォックスのアクセルワイヤーはエンジン直前でキャブとオイルポンプと分岐してますが、ジャイロXはレッグシールド前で分岐しているようで、ワイヤーが大きく異なっていて取り寄せても問題が出そうですね。ロードフォックスのアクセルワイヤはメーカー欠品だし。ほんじゃ分岐以降のアウターワイヤーを作ることに。下が作ったアウターで、15㎜伸ばしました。


そして取り付け。長さが丁度良く成りました。


カバー内にアクセルワイヤの分岐部を収めるのに苦労しましたが、この後マフラー装着。
オートチョークが効いてない気がするとのお話が有ったので、バイスターターも交換します。TD01ジャイロXの純正品を手配しました。買ったバイスターターはコネクター接続ですが、付いていたバイスターターは線が直接生えています。実はここがコネクターだと思って引っ張ったところ、圧着部から千切れてしまいました。線がギボシ端子なのでここだけロードフォックスのバイスターターでした。


ロードフォックスのバイスターターは既に欠品で入手できません。ジャイロXのコネクタ部分手配しなくてはとパーツリスト見るもそんな部品は有りません。メインハーネスにコネクタが付いてるのかもしれませんね。仕方がないのでコネクタ用の平端子を圧着して接続することにしました。この後平端子部に熱収縮チューブで絶縁対策します。


これでまた不具合が出てもジャイロXの部品で対応可能です。

一通り終わったので近所を一周。ミニカー登録なのでノーヘルで。楽しー♪

2024年6月26日水曜日

BSA B31 クラッチワイヤー交換等

 クラッチがどうも変なのでどうにかしてと何時ものBSA B31がやってきました。キックするとちょっとクラッチが滑ってる感触です。

原因が何にしてもクラッチワイヤは交換してねとの事でしたので先ずクラッチワイヤ外します。ミッションケースのクラッチワイヤアウターがが掛かるネジが効かなく成ったので針金と接着剤で固定してあるとの事。あー剥がすの大変だと取り掛かったらミッションケース側がポロっと欠けました。ここにクラックが入ってて広がったことも有ってネジが効かなく成ってたのかもしれません。

本来ならミッションケース取り出して溶接、タップ加工でしょうが、見た目は良いから安くやってねとのご依頼。ううむ。
とりあえず欠けた所は双方に穴を開けてピン(今回は長ネジから切った物)を入れてGM8300で固定。



固定したところで舐めたネジは相変わらず効かないし、クラッチワイヤのストレスでいずれ欠けてしまいそうなのでこんな金具作成。交換する前のクラッチワイヤ固定ナットとコの字金具を溶接してこんな金具を作ります。


金具の塗装が固まる間にもう一つのご依頼事項。長期置いておくとオイルポンプの隙間からオイルタンクのオイルがクランクケースに落ちて、更にそのオイルがクランクベアリング迄達するとプライマリーケースに入ってしまいます。再始動すると結構なオイルがクラッチ奥から垂れてしまいます。今回プライマリーケースのドレインを開けると結構な量のオイルが出てきました。
そこでオイルタンク、オイルポンプ間にコックを付けて、乗ってない時にオイルが落ちないようにしたいとの事。オイルタンクとクランクケース間にはスカベンジポンプ(戻り)とフィードポンプ(送り)のホースが二本繋がってます。Web上で絵を見つけました。


タンク形状が異なるので覗いて目視で確認。ぐるっとパイプが曲がってますが、下側が送りですね。この個体、オイルフィルター無いのね・・・・


ホース切断してそこにコック割り込み。納車時には始動前に捻り忘れないよう注意を十分促せねば!!


塗装したクラッチワイヤの金具装着してクラッチワイヤー取り付け。



結局クラッチ不具合はミッション側のタップを舐めてワイヤー側を接着剤で固定し調整が出来なくなり、固定した場所で辻褄合わせてミッション側の調整ネジを押しすぎて滑り気味に成っていたようです。

2024年6月25日火曜日

発電機修理

 自治会で使ってた発電機のエンジンが掛からなくなったと大学時代の友人が発電機持ってきました。



ぐるっと見回しますがメーカー名書いてありません。更にラベルの表記がおかしい。無鉛ガソリンが無縁ガソリン!!

ネット上で諸元のみ発掘。やはり中国製でした。

今までのEⅡ300やEM300の経験だとガソリン残ったまま放置してジェット類が詰まって始動できないことが多かったんですよね。
という訳でエアクリーナー外して、キャブに直接パーツクリーナー噴射・・・・しかしこれでも始動せず。キャブのフロート見てみると・・・・非常に綺麗!!


キャブじゃないですね。プラグキャップ外して別のプラグで火が飛ぶか確認したところ・・・飛ばないですわ。イグニッションスイッチ(エンジンスイッチって書いてある)は大丈夫。イグニッションコイルの一次側外してこの配線にアナログテスター繋いでスターター引くと針が振れますね。イグニッションコイルの不具合っぽい。
試しにうちの奥に転がってるVocal(AF04)のイグニッションコイル付けると・・・・見事に火花が飛びました。イグニッションコイルで確定です!!

手配した汎用イグニッションコイルが届いたので交換します。手前が不良品。


無事始動♪


うちのEⅡ300やEM300も暫く始動してなかったので、この機会にエンジン掛けてみました。EM300はすんなり掛かり、EⅡ300も掛ったんですが、停まったので再始動しよう思ったら・・・・


スターターワイヤー切れました・・・・以前も切れて修理したんですが、またですかー。結構ばらしてゼンマイ地獄だった記憶が。そのうち治すか。
二台ともキャブのドレインからガソリン出して収納。


2024年6月21日金曜日

LSD(FCC TRAC)の効き方検討

 ジムカーナに出場した感じだと、LSD(FCC TRAC)が効きすぎてキックバックが酷く走りにくい・・・です。FFのLSDはこんなもんかもしれませんが、エンジン、特に一次減速系にも負担が大きそうです。ノーマルのローラーテンショナーからスライダーにしてなかったら壊れてたかも・・・・LSDの効きを弱める検討をします。

FCC TRACの流用元の車、2003 TRX500のパーツリストを良く見ると中に入ってるシム(#18)の厚さが以下のようなラインナップが有りました。


42451-HN7-003 Shim A (1.3)
42452-HN7-003 Shim B (1.4)
42453-HN7-003 Shim C (1.5)
42454-HN7-003 Shim D (1.6)
42455-HN7-003 Shim E (1.7)
42456-HN7-003 Shim F (1.8)
42457-HN7-003 Shim G (1.9)

今組んであるのはアッセンブリ(#8)で買ったので、特に厚さは測らずに組んでしまいましたが、標準はどの厚さが入ってるんですかね・・・・真ん中の1.6??

組む前の単体の時に、ケースの締め込みボルト(#22)を緩めてデフのドライブシャフト側を回すと軽く動いていました。多分シムは薄い方が効きが弱く成ると思われます。
効きを弱くする為に薄いシムに交換しますか。という事でヨーロッパに発注した1.3mm品のが届きました。送料お高い!!

さて、組み込む為にはエンジン降ろして腰下分解しなくては・・・・涼しいうちにやるべきだったかな?
続く・・・

Zのシフトの検討の続編

 Zのシフトの検討してましたが、頼まれた部品の採寸するために部品棚を漁ってたらSA-Z360と思われるシフト一式発掘。あ、こんなの持ってたんだ・・・・とよく見るとSAにはエクステンションロッド付いてたんですね。
試しにN360Eに付けてみたりして・・・・シフトロッド径はピッタリ。


パーツリストで確認すると、現物では欠品してますがエクステンションロッドはラバーマウントされてますね。(下図#9)やはり前後方向に動作許容しているようです。



シフトレバー長さ、エクステンションロッドのエンジン側、ボディー側取り付け等課題は有りますが更に検討してみますかねぇ。

2024年6月16日日曜日

今月も変態さんいらっしゃい

 今朝はエクスチェンジマートの為早起きしましたが、起きたらまだ雨が降っていて止んだ7時頃家を出発。

今日の戦利品はRS125Rのスチールフレーム1986年式のⅣ型とアルミフレーム、スポークの1988年式のパーツリストをゲット。CB/MBの足回りにはこの辺りの年式の部品使ってますから。といっても部品番号判っても部品買えるわけじゃないですけどね。



さて、今月も変態さん来てました。先月いらしてたプレオベースのMini、帰ろうとして駐車場に行ったらボンネットを開けてるシビックシャトル2台・・・一台はエンジンがZCエンジンに換装されてました。(写真無し)
そして車に乗り込み帰ろうとしたところ何か走ってます。カブ系エンジン搭載キャタピラー駆動のモトコンポ!!・・・走ってる途中でチェンが外れた様でしたが。皆さん変態呼ばわりすると喜んでます♪あははは。