軽量化したフライホイールですが、バランスはどうなってるんでしょ・・・前回は作ったボーリング屋さんでバランスとってもらってました。バランス取りを見ると調整位置80㎜で0.16gと成っています。
10000rpm回すので今回もバランス取りしたいです。
まずは自分で出来ないか挑戦。
フライホイールのプーリーが付く所にグリスを抜いて柔らかいオイルを注したベアリングを仕込んでみます。
しかしベアリングにスラスト方向に荷重が掛かり、2g(一円玉2枚)の重りを付けてもその部分が下には成りません。
次にそのベアリングに加えてフライホイール外周部をベアリング二個で支持する治具作成してもうまくいきません。
更にフライホイール抜きのM14の細目ネジにボルトを挿してそこにベアリングを入れて支持してみますが、ネジの軸が出ていなくて綺麗に回りません。
奥に外周支持治具が有ります・・・
結論、自分でやるのは難しそうです。
しかし、どの位のバランスが必要かも調べる必要が有りますね。
きっとJISに何かあるだろうと調べると・・・JIS B 0905「回転機械−剛性ロータの釣合い良さ」というのに行きつきます。
ここからはJISの著作権が有って図を貼る事が出来ないのでJISの規格を見ながら読んでください。
さて、JISの最後の方にある参考付表1によると自動車のクランク軸系は釣り合い良さの等級はG40となっています。表1のG40の線を延ばして10000rpmでの値は4g・mm/kg以下という値です。
フライホイールの自重が1.7kgなので外周85㎜でのバランスは約0.075g以下と超精密です。
現実的には少なくとも以前の程度まではバランスがとりたいところです。そもそも360度クランクでボアアップしてピストンが重くなりクランクのバランスがどうなってるか判りませんが・・・ね。
以前やっていただいた近所のボーリング屋さんが転居してしまったので、他のボーリング屋さんに相談しましたが、普通の自動車の鉄のフライホイールはホイールバランサーでバランスとるのでグラム単位でも出来ないとの事。ううむ・・・・
で、転居したボーリング屋さんに連絡してみると、治具が残っているはずなので前回と同様に出来ますとの回答。
はい、依頼したものが出来てきました。
85㎜の位置で誤差1.139gだったのが0.154gにして頂き、以前と同じレベルに成りました。
0 件のコメント:
コメントを投稿