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2026年4月8日水曜日

TL125イーハトーブレストア/カスタム6

 続きです。
166ccと判明したエンジンはクラック入ってた右クランクケースカバーの中古品を入手し、暖かく成ったのでウエットブラストかけて交換しました。そのカバーを装着。


フロントフォークの曲がり修正、再メッキが上がってきたので再度組み立てて装着。カラー寸法を再検討した結果、純正と同じ寸法に成りました。前回アルミで作った物を旋盤加工し取り付け。タイヤがフォーク間のセンターに成ってます。


TL250のフォークはTL125より長いので、突き出し50mmに調整します。フォークトップのキャップは付いておらず、ホンダでも欠品なので汎用ゴムキャップ加工して取り付け。


ハブをウエットブラストする際、ハブのスピードメーターギアを外したのですが、ここの部分は部品表でパネルAssyと成っておりオイルシールを新しくしようとしても部品設定が有りません。

外したオイルシールを採寸して色々調べた結果、CB250/350やN360Eのタコメーター取り出し部のオイルシールと共通な様です。部品番号は91256-096-651オイルシール 4.8X14.5X4 で、これを取り付け。

ブレーキカム類も再メッキ品でブレーキ周り組み立て。
これでやっと足回り完成して自立しました。


エンジン載せて、タンクシート仮置き。


をぉ!カッコいいですねー。
細かい所がまだたくさんあります。続く・・・


2026年3月23日月曜日

CB750Kのセルスイッチ修理

 CB750Kのセルスイッチがおかしいとハンドルスイッチ単体お持ち込み。リプロが有るじゃないですかと言ったらオリジナルが良いとの事。どれどれ、ボタンが引っ掛かってうまく押せません。

先ずはばらしてみます。


洗浄して接点を磨いておきます。


組み立ててみますが、どうもスイッチに入ってたはずの絶縁物が亡くなってる気がします。ここら辺の細かい部品は部品設定無いんですよね。作りますか。
おそらく材質はベーク剤だったと思われますが、在庫のあったテフロンで作りました。



これで組んで動かしてみますが、スイッチボタン周辺が擦り減ってるのか、スイッチボタンが回って作った絶縁板の穴からピンが外れてしまう事が有ります。


このスイッチボタンの回転抑制の為、銅板で板を作ってはんだ付け固定。


変に斜めにスイッチを押さなければ問題なく成ったので他を組み立てて終了です。


2026年3月16日月曜日

スズキK125メンテナンス

 ちょうどステップバンの車検終わった時に電話が・・・K125が止まってしまいました。ピックアップして修理して欲しい・・・との事。
HM3ホビオで初めてのバイク搭載。さすがに風防とミラーは外しましたが、HM1バモスの時の様にハンドルを手前に倒さなくても搭載できました。

さて、症状を聞くと最近セル(セルダイ)が回らなく成り、キックで始動してたけど今日は走っててエンジンが止まったとの事。

引き揚げてきて、キックしてみます。普通にエンジン掛りました。相変わらずセルダイは回らないので充電しようとバッテリを外したところ端子が緩んでいました。おそらくこれが原因でセルダイが回らず、バッテリ点火の為エンジンも止まったと思われます。

一様ブラシも確認します。なぜかアースのブラシだけ摩耗が激しいです。他はまだ許容範囲内です。


ブラシは以前スズキから出てたんですが、2024年に元会長の鈴木修氏が亡くなってからスズキの部品が出ずらくなったのに伴いこれも出なく成りました。仕方ないのでヤフオクで出てた社外品を購入、交換。これはライラックのブラシに代用できたんですけどね・・・・


バッテリバンドが付いてませんでした。これで振動して緩んだのかもしれないのでOリングで代替品作って装着。


発電しなくなった際、チャージランプが点いてなかったそうで、それも確認。球が切れてました。交換します。

その他フロントホイールがゴロゴロするそうなので確認したところベアリングにガタが。交換しました。


2026年3月10日火曜日

TL125イーハトーブレストア/カスタム5

 TL125イーハトーブレストア/カスタム4の続き。
だいぶ更新に時間が開いてますが、ちょくちょく作業しています。

ウエットブラストしたハブに新品スポークで前後リムとタイヤを組みます。


これもウエットブラストしたボトムケースをフロントフォークに組み立てます。以前にM6のドレインボルトを舐めたらしく、M8にネジを切りなおしてあります。M6のヘリサートも入らないのでエンザートで補修。



オイルシールなど組んで組み立て、フォークオイルは分解時  175~180ccとの事なので指定量入れます。

塗装したフレームに加工したTL250の三又を組みます。下側のボールベアリング組む時落ちてきてイライラするのでNSR50等で使ってるリテーナー付きベアリング(53210-GS9-003)を使います。これはCB/MBやRS100Dでも採用してます。


トップブリッジとモンキー用流用アルミ製のステムボルトにタンクブリーザーホース用穴開けた物を取り付けて三又周辺終了。


足回り小物パーツは再メッキします。何時もお願いしていたメッキ屋さんに持ち込むと建屋が無い・・・・近所の人が居らしたので聞いたら廃業との事・・・・
仕方が無いので他のメッキ屋さんを探し出して持ち込みました。
ビフォア

アフター

追加でシャフト類も出しました。


フォーク組んでホイール組む際、前回作ったカラーが入りません。よくよく調べるとフォークが数㎜曲がってることが発覚。


曲がり修正必須と成りました。またばらさにゃ成りませんね。

続く・・・・

2026年3月5日木曜日

ステップバン車検

 知人のステップバンを手放すとの事ですので、他の知人に紹介したところ売買成立。車検が2024年に切れてたので仮ナンバー取って引き揚げてきました。車検整備します。


車両はエンジン、ミッションはツインキャブ5速に換装されています。


引き揚げてくるときブレーキに違和感が有ったのでドラムブレーキを開けてみた所、右前が・・・・・


シューが剥がれていました。危ない危ない、シューが重なったらロックでしたね。交換です。左後ろもシリンダーから液漏れの跡が。これもシリンダー、ピストン磨いて修正です。

ブレーキに手を付けたのが予約した車検の前々日。シューをお願いしたネオライフさんから届いたのが前日AM。ネオライフさん早いご対応ありがとうございました。届いてばたばたと交換。

さて、車検当日。事前に予備検査場で光軸のみ確認してラインに入ります。ところが、ハザードが片方しか点かないのと排ガスで引っ掛かってしまいました。排ガスは予備検査場で調整。さて、ハザードはどうした物かとコネクタ再接続したりしましたが、結局スイッチの接触不良で何回かOn/Offしてたら点くように成りました。
ラインに並んで再検査するも列が長くてアイドリングが不安定に。仕方が無いのでアイドリング上げて検査したら排ガスNG。アイドリング上げたのが原因らしく再度予備検査場で調整し、車検ラインに並んでたらエンジン止まって再始動できず。


その後押してもらってエンジン掛りましたが、一日3回NGでその日は終了。
それからはエンジン停めずに帰宅。帰ってきた後の再始動は問題なし。
プラグ外しても綺麗でした。もしかしたら検査場のラインでアイドリングしたまま待ってる間にキャブが温まって、アイドリング不安定や再始動不良に成ってたのかもしれません。

翌朝、念のためプラグレンチとパーツクリーナー持参して再検査。待ってる間エンジンを切って押し、キャブが温まらないようにして無事合格。


注意事項伝えて納車し終了。

2026年2月21日土曜日

CL175キック不具合

 CL175のキックがずいぶん下げないと掛からないのでなんとかしてとのご依頼。エンジン単体で持って来られました。

エンジン構造はほぼいじり慣れたCB250/350の小型版ですが、キックの構造は持ってるCB250B4とは異なりますね。CB250K0と近いかな??。早速キックアーム動かしてみると・・・・


水平に成る位まで下げないとキックギアが掛かりませんね。
クラッチ側カバー開けて確かめてみます。スプリングはちゃんと掛かってますね。よく見ると、キックシャフト回すとシャフトが若干奥に入っていきます。


キックギアの構造はこのように成ってます。


キックシャフト#3を回すと螺旋状に刻んであるスプラインでキックギア#1が内側にスライドしてギアが噛んで、ミッションシャフトが回る仕組みです。今の状態でもキックでエンジンは始動できるので、キックシャフトのスラスト方向のガタが大きく成ってキックギアの動き始めが遅れてキックギアが掛かりが遅くなっているのではと推測。

クランクケース割る前に汚いスプロケット周りやクランクケース底をざっと洗浄。そして開腹してキックギア摘出。


推測は近かったです。最初に見つけたのは、キックギアのサーフクリップが掛かるところが欠損して外れてました。これでギアが内側に動きすぎた状態でキックアームを取り付けていたのですね。


そしてクランクケースに打ち込んであったキックシャフトスラスト方向位置決め用のピンも中で折れてました・・・・シャフトが奥に動いたのはこれですね。そのためキックギアが動きすぎて欠損したと思われます。


ピンは溶接肉盛りしてなんとか引っ張り出しました。


さて、部品どうしましょ。海外も含めてキックシャフト新品部品は見つかりません。中古部品もキックアームのスプラインが削れてる等で満足なものは無いですね。ピンと削れていたワッシャーも欠品。出たのはサーフクリップのみ。

オーナーと相談した結果、キックギヤ自体は反対側のサーフクリップ側から取り外せるので、折れた方はストッパーを溶接して作成することにしました。ピンとワッシャはミスミで寸法指定して手配します。

溶接して旋盤で修正しました。ギアもスムーズに動きます。


入手したピンも装着。


ギアをセットして動作確認。大丈夫そうですね。


オイルシール類を手配したのがそろったので、組み立てます。右ケース組んだ時にキック動作確認。ここでギアが噛んでこれ以上キックを降ろすとクランクが回ります。問題解決してますね。


完成です。



TL125イーハトーブレストア/カスタム番外編

お預かりしているTL125のシリンダー考察。
ウエットブラストした現状シリンダーンの刻印がこれです。最初は124ccの刻印してあるシリンダーをなぜ削ってあるのかと。


しかしよく考えると、排気量の大きいシリンダーの高さを合せるために排気量の刻印部分まで削っているのですね。ちなみにCB125のノーマルシリンダーは・・・・フィン高さも低いです。


うちのTL125は223ccのシリンダー使って改造されてるのでこんな感じ。

ではCB90系のエンジンを調べて、XR185のシリンダー流用では無いかと写真を探すと・・・・


これを削っても今のシリンダーの刻印には成りませんね。XR185のシリンダーが180ccの刻印という事はXR200もフルの排気量じゃないかも・・・と写真さがすと・・・

ビンゴです。194の刻印を削るとこうなりますね。TLR200のシリンダーも同様な刻印でした。これらのシリンダーの高さを合せてこのピストン使ってボアアップされると推測され、排気量は166.7ccだと思われます。

刻印の謎が解けてすっきり♪

CB90系排気量資料

CB223XR200XR185CRF150FCB125JXCB100CB90
ボア(mm)65.565.563.063.556.550.548.0
ストローク(mm)66.257.857.849.549.549.549.5
排気量(cc)223.0194.7180.1156.7124.099.189.5

2026年2月2日月曜日

V-TWIN MAGNA立ちごけ修理

 息子さんがV-TWIN MAGNAを立ちごけさせたらエンジン掛らなくなったとの事で修理依頼です。レッカーで搬送されてきました。
見るとハンドルスイッチにスロットルのここだけ残ってグリップ毎脱落してます。グリップは父親と一緒にカタログ見て発注。


部品来る間にハンドル曲がってるので直します。


右が内側に曲がってますね。測ると内側に2㎝、下側にも2㎝下がってます。長いパイプ突っ込んで力業で修正。


グリップ付けながら頼まれていたオイル交換のために、エンジン暖気して準備しておこうとセルボタンを押すと・・・セルが回りません。あれれ?サイドスタンド上がってるしニュートラルだし・・・・スターターリレーショートするとセルは回りますが始動せず・・・・ううむ何でしょう??

調べるとキルスイッチが切れたままの様です。分解して中を見るとスイッチの接点を押さえてる樹脂が折れてました。


これで接点が押されずに切れていたようです。立ちごけして壊れたのはアクセルが開かなかっただけではなく、このキルスイッチの不具合も有りました。
強制的に接続して始動、暖気しオイル交換。
さて、ホンダにはスイッチAssyがすでに無し。このバイクもすでに生産終了から20年近くなってるんですね。仕方が無いのでヤフオクでドナースイッチ入手し、キルスイッチのみ移植。

さて、社外グリップスロットル組み込みグリップを組んでスイッチ組み付けますが、スイッチ下側を締めるとスロットルの戻りが悪くなります。どうもワイヤ引き部分が干渉しています。その干渉部分を削って解消。

その他チェーン引き、ワイヤ給油などして納車。