2020年6月28日日曜日

一次減速系見直し

オイルポンプも出来たので一次減速系を組み立てます。
まず、前回クラッチのダンパーゴムをフッ素系のゴムに交換した結果はこれです。熱と油で硬度は変わりませんでしたが、せん断力に弱く0.5mm程のクラックが入っていました。


と言う訳で、ダンパーゴムは純正品に交換。せん断力の比較が足りませんでした・・・・もう少し固いフッ素ゴムだったら良かったのでしょうか。

次に前回作った一次チェーンスライダー。チェーンの駒に当った所が擦れて削れています。

これはチェーンの圧力を分散させるために、駒と軸が同時に当る様に削ってもらいました。カムチェーンローラーも同じように駒と軸が同時に当る様に成ってましたっけ。

組むとこんな感じです。

そしてオイルノズルは3Dプリンターで作れないかと検討していましたが、K氏が型を起こしてノズル再生したのでそれを使わせていただく事に。ただし、ノーマルだとスプロケットとのクリアランスがこんなに少ないためカットして使います。

そして一次減速系完成!!もちろんオイルポンプは強化リビルド品


2020年6月27日土曜日

Zのカムシャフトスペック 追記あり

うちのZはファイナルステージ製のハイカムを使っていますが、エンジンを全部組む前にスペックの計測をしておこうと・・・・先輩の影響です。(カムは加工しませんけど・・・・)
N360Eは直接バルブにマイクロゲージが当てられないので、ロッカーアームのカム側、バルブ側と同じ距離で計測。


角度はリングギアが丁度90Tなので一駒4度です。誤差2度位で計測出来ますね。

計測結果。1㎜リフト時は
Ex:Open BBDC 48° Close ATDC 6°
In:Open BTDC 12° Close ABDC 32°
オーバーラップ少な目で開き期間長めで、オートバイのノーマル位のカム・・・・って感じですかね。

どなたかノーマルカムとかRSCカムのデータお持ちではないですか?

追記
RSCのFL用?スペックが昔のオートテクニックに記載が有ったと情報を頂きました。
Ex:Open BBDC 50° Close ATDC 20°
In:Open BTDC 20° Close ABDC 50°
との事。オーバーラップが多くて過激です。でもカムホルダーに組む時大変だろうなぁ・・・・

2020年6月24日水曜日

強化オイルポンプ完成

オイルポンプについて色々検討後、図面を作って加工、部品作成依頼しました。
オイルポンプボディーの掘り下げ加工は何時も色々お願いしているやまが商店さん。流用元のオイルポンプから寸法を取って加工してもらいました。流用元がポンプボディーの合わせ面にパッキンが無いので、加工後はパッキンレスに成ります。さらにポンプギアの軸径も異なるので軸径も変更。

出来上がったポンプボディーに流用元のポンプギア、シャフト使うととクルクル回ります。

さて、新規作成のポンプシャフト・・・寸法間違えて二度作成。
そしてそのポンプシャフトにノーマルと同様にスプロケット溶接をファクトリーレーシングさんでお願い。

スプロケットを小さくして更にオイル排出量を増やそうかとも考えましたが、一時減速比変更で約20%速くポンプが回っているし今回ポンプギアが約10%厚くなって、合わせて約30%増量しているので十分と考えて止めました。

そして部品がそろいました。

組み立てて完成です。
そして実験・・・・

見えにくいですが、ポンプ下部からオイルが出ているのが確認できます。

2020年6月21日日曜日

戦利品

今日は厚木あゆみ橋上流の河川敷で開催されたエクスチェンジマートに出陣。朝出るとき小雨で心配しましたが、現地は止んでました。

到着後、会場を回りながら発見しました。空冷Zのバンパー!!販売者と話をしていたらメーターとウインカー有るよとの事でしたので併せてゲット!
その他AX-1とTLM220のパーツリスト(帰ったら家に既にありダブり!!とほほ)とアルミ破材。


会場の上空には渡り鳥・・・・時期的には南から飛んできたのかな?

2020年6月20日土曜日

VTECの効かないB18CなんてただのDOHC

うちのDB8インテグラR・・・・普段の走行では5500rpm付近から効くVTECなんて入りません。料金所のETCダッシュか山に行った時くらいですかね・・・使かえるのは。

そんな訳で、たまにはVTECにもオイル回すかと思って空いた道で加速するまでVTECに入らなくなったなんて気が付きませんでした。
加速してゆき、5500rpmに入った瞬間は入るのですが、その後抜けるような感じです。

スプールバルブAssyを交換する事に。

到着しました税抜き20,000-也・・・・

さあ交換です。外したものと比較・・・・あれ?調べると部品統合でタイプRには付いていないバルブタイミングオイルプレッシャー付きに成っているようです。使わずに蓋として機能してもらいましょう。

新しいスプールバルブを取り付け、

さあ、試乗。1stと2ndしか試せませんが・・・うん、ちゃんとVTECに入る様に成りました。

2020年6月18日木曜日

N360Eカムチェーンガイドローラー

テンショナーをRSCっぽく金属化したのでチェーンガイドローラーも何とかしたいですな。左が純正のゴム製。右が昔入手した金属製ローラー。外径が大く、チェーンスライダーが付かないらしい(使ったことない)・・・さらに作ったテンショナー外径が大きく成り、すでにこれの実装検証済みで、ガイドローラーの外径変えると影響が有るかも・・・・

そこで外形が純正と同じで金属製の物が調達できる部品で作れないかと色々絵をかいて検討。テンショナーと異なりカムチェーンの上りと下りにローラーが当るのでスプロケット形状だと山が合わないため、山無し形状である必要が有ります。

ん?作れるかも。という事で部品発注したのが来ました。これら部品を組み立て。純正ゴム製と同じ外径ですのでスライダーも付きます。


そして仮組み。上手く行けそうですね!!

さあ、これで腰上組めるので本組み。ローラー、スライダーとチェーンの位置関係もノーマルサイズなので問題ありません。

そして腰上ほぼ完成。


拾い物と頂きもので設備充実

前職で廃棄処分と成った物をサルベージしてあったミツトヨ製デジタルノギスが出てきました。電池交換したらあっさり作動。

しかし廃棄処分には理由が有ります。先っちょが欠けているようです。頂き物の拡大鏡で見てみると・・・

ほら。下の顎が欠けています。

先輩の作業を見て、同じように直してみます。
これまた貰い物のグラインダーで顎の上下を削ります。

はい、使えるように成りました。

2020年6月14日日曜日

無限ホイールサルベージ出来ず・・・

JB1ライフを出した解体屋で見つけたクイントインテグラに付いていた無限CF-48ホイールがHM1バモスに履けるなと思い立ち、サルベージしに行きました。
雨の予報でしたが、着いた時は丁度止んでいました。そしてボンネットを開けて久しぶりのZCエンジン御拝顔。

ヘッドカバーデザインが当時のホンダF1 RA165Eに似せて有り良い感じです。

さて、ホイール外そうかとレンチを用意して・・・・・・あれ?ホイールナットが錆びてレンチが入りません。錆をこじってレンチを入れるもナットが痩せて舐めてしまう始末。


ホイール二本だけでも外れればと努力しましたが、ナットは16本中12本こんな状態で、一本も外すことできず・・・一枚だけ割れていなかったディッシュもネジ錆付きで外せず。ホイールは断念。

頼まれていたミラーと社内に転がっていた無限のセンターキャップ二個だけサルベージして終了。



2020年6月11日木曜日

N360Eのフライホイール関連ご依頼

オートスポットさんで作られたというN600Eのフライホイールを加工してN360Eに付けられるようにしたフライホイール。
このフライホイールを抜く際、内側のネジ山を壊したのでヘリサート加工と、プーリー取り付け穴ががばがばで、これもどうにかして欲しい・・・とのご依頼。

M14-p1.5ヘリサートはボーリング屋さんにお願い。ピンは元の穴径φ5の所をφ7で貫通させ、段付きピンを作成し圧入気味に挿入。

プーリー入れてもガタは有りません。

シャフト径がN360Eと同じになるのでフライホイールカバーのオイルシールが合いません。内径が小さなオイルシールAD28477も併せて手配。

そしてもう一つのご依頼。スペアで買ってあった別のN600EのノーマルフライホイールにN仙人から購入したアダプタで取り付け確認してと。
購入したアダプタ。


プーリーを留めてもフライホイールがテーパーに押し込めません。多分カラーが欠品ですので、アルミカラー作成。

これでプーリー留めればフライホイールがテーパー勘合してくれます。
カラーの外径はN600Eのフライホイールカバーのオイルシール内径に合わせています。

しかしN600Eのフライホイールは重たいですね。6Kg!!

うちのは軽いよ・・・・1.5Kg・・・・えへへ