2020年7月3日金曜日

BSA B31が来た

1956年製BSA B31がやってきました。
購入したばかりだけどエンジンをかけるとプライマリーケース後ろ側のミッション繋ぎ目から大量にオイル漏れするとの事。




確かにエンジンかけるとダラダラ漏れてきます。これはクランクケースのプライマリー側のオイルシールが壊れてオイルがプライマリーケースに流れ出し、それがミッション繋ぎ目から溢れている・・・と読みました。
オイルシールとか手に入るのかなぁと調べていると、オーナーから電話。この車、しばらくエンジンかけてないのでオイルタンクのオイルがクランクケースに落ちて、それが溢れているんじゃないかと言われたとの事。確かにその後エンジンをかけると漏れるオイル量が減ってます。

と言う訳で、エンジン回りの手当てはプライマリーケースにドレインが無いので、溜まったオイルを注射器で吸い出すのみ。

次に頼まれていた電気周りの配線修理。右ウインカーが点かない、メインキーを切ってもブレーキランプやウインカーが点いてしまう、メインキーの移設、ハイビームが点かない、メーターランプが点かない・・・・・
ネット上からこれだろうと思われるBSAの配線図を入手すると+アースに成っていますが、実車は-アース、当然ウインカーは後付け。だいぶ手が入ってますね。これは配線図頼りでなく実車配線を追っていかなければ成りません。

ライトケースを外してテスターで色々チェック。なかなか配線が怪しいです。いっそハーネス作り変えてしまおうかとも思いましたが、切った貼ったして直すことにします。しかし、ハイビーム不良はスイッチ(配線図にはDipper Switchと表現)が壊れていることが判明。ebay等で色々調べるも同じ形状のスイッチは有りません。そこで如何するかご相談。いっそライトスイッチのポジション表現がOff,L,Hで、Lでパーキングランプが点く様に成っていたのを、L:ロービーム、H:ハイビームにする事に。

そして完成。
同じ排気量の14歳年下のCBと記念写真。


そうそう、このバイクLUCASのマグネトーなんですが、カットオフスイッチが有りません。

エンジン切るときはデコンプレバー引いて止めるんですね。という事はキックすりゃエンジンかかっちゃう・・・・んでスロットルに鍵が有るのね!!




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