2019年6月15日土曜日

ゴムのオイルフォンデュは如何ですか?

さて、ダンパーゴムの素材サンプルを入手しました。フッ素ゴム、耐熱ウレタンゴムゴム、シリコンゴムゴム、ニトリルゴムの4種類です。
まずはそれぞれの硬度測定。
フッ素ゴム:73
 耐熱ウレタンゴム:89
シリコンゴム:71
 ニトリルゴム:66

硬質ウレタン以外はストックノーマルダンパーより柔らかいようですね。

さて、耐熱試験をしてどうなるか調べてみましょう。
題してオイルフォンデュ作戦です。
カセットコンロに100円均一では高額な200円も出して購入したちいさなフライパンを用意して、そのフライパンに廃油を入れて、そこにゴム投入。
温度を130℃~140℃に成るよう火力を調整しながら一時間・・・・


再度硬度を測定した所以下の結果に。
フッ素ゴム:72
耐熱ウレタンゴム:86
シリコンゴム:66
ニトリルゴム:66

測定誤差も有るでしょうがシリコンゴムは柔らかくなる様です。物性的変化が有るって事ですよね。煮込む前に外形測定しそこなったのですが、シリコンは2%程膨らんだような気がします。

耐熱ウレタンゴムは硬くて使えそうにありません。

さて、フッ素ゴムとニトリルゴムが残ったわけですが、コストは格段にフッ素ゴムが4.5倍と高価です。エンジン内のオイルシールも大概ニトリルゴム製ですし、量産品のコストを考えるとノーマルはニトリルゴム製だったと思われます。が、検索すると温度的にはフッ素ゴムに軍配が上がります。

さて、どうしたもんでしょう・・・・悩ましい・・・・

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