2021年9月7日火曜日

CBのLEDバルブチラチラ対策・・・挫折

 CBのお色直しの際、以前LEDバルブ化した時から気に成っていた不具合対策検討。電球のLEDバルブ化でアイドリング中、ライトがちらちら点滅する不具合です。信号待ちで前の車に高速パッシングしている様に思われるんじゃないかと思うほどですので・・・・

RS100Dと同様にスーパーキャパ(電気二重層コンデンサ)5.5V1Fを3個直列にして16.5V0.33Fにして、収縮チューブでモジュール化。



ライトスイッチの元の配線とアース間に配線します。
が、改善せず・・・・ビデオのフレームレートの関係で判りにくいですが。


よくよく考えるとイグニッションスイッチONにするとバッテリーの両端にスーパーキャパがほぼ並列に付いてるだけですよね。他の電力もこれらから供給されるので改善は期待できませんわ。

そこでダイオードで灯火器系を分離した後、ここにスーパーキャパを取り付けます。発電機側は単相交流を全波整流してSL230のレギュレーターで安定化しているのですが、低回転時は発電交流周期が遅いので出力電圧が低くなっている時間が有ります。アイドリング1200rpmとして発電のリップルは倍なので・・・・40Hz・・・25msecの発電周期に成るはずです。
取り付けた0.33Fでこれ以上の時定数を設けるためには約0.1Ω以上の直列成分があれば十分で、ハーネスやスイッチの抵抗分で十分と思われます。

そこで、オシロスコープを取り出し計測始めようとすると・・・・途中でオシロスコープ故障・・・・ううむ・・・・

オシロスコープ復活後、アイドリング時の波形を測定するとこんな感じです。10V~11Vで変動しています。


予想と異なり実際のアイドリング1200rpmでおおよそ周期100msec周期。あれれ?これだと回転数の半分の周期です。ということは発電のリップルでなく、4stのバッテリー点火の負荷による変動が大きいという事に成ります。また、リップルの最小値は約10V、最大値は11Vですので、LEDバルブは消えているわけではなく電圧変動による発光輝度の変化でちらついているようです。人間100msecの点滅が見えるのは前職で経験しています。
ちなみに発電の配線を外してみましたが、周期100msecのリップルは変わらず、点火系負荷変動は確定です。試しにLEDバルブのロービーム単体をバッテリーからダイオードで分離してスーパーキャパ接続しても改善せず。

そういえばRS100Dの時は点火がフライホイールマグネトーで、発電系と別から点火しているので影響が無かったのですね。また、CBは180°クランクですが、360°クランクだと等間隔点火なので周期が倍に成って見えないかもしれません。

と、ここまで検討しましたが方針変更。ハロゲンの5Aに対してLEDバルブは2Aと半分以下の消費電流(でも低消費電流は期待ほどではない)は魅力ですがLEDバルブの白っぽい色も気に食わないし、第一夜はほとんど走らず昼間の注意喚起用に点けてるだけです。ライトケースも小さく成って内容物をさらに増やしたくないし、時定数を大きくするため抵抗を入れるとLEDバルブ電圧が下がって輝度が落ちるので元も子もない状態に成るし・・・・その抵抗の発熱も嫌だし・・・・
DC/DCコンバータもマージン考えると30W以上の物が必要だし・・・・

そこでハロゲンに復帰して終了。(挫折と人は言う・・・・・)
バッテリー点火の単気筒や2気筒180°クランクの場合、LEDバルブランプのちらつきを取るには難しいかも・・・・

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