2022年8月14日日曜日

BSAのフォークインナーチューブが落ちた

 BSA B31のフォークのキャップボルトが緩んでインナーチューブが縮んで落ちたとの事で入庫。


ありゃりゃ、結構下の方にインナーチューブが居ますね。BSAのフォークはアウタースプリング式。インナーを引っ張り上げないとフォークキャップが締まりません。
フォーク外してインナーチューブを伸ばした状態でインナーチューブにきつくタイラップ巻いて取り付けを試みますが、アウタースプリングが縮まず上まで上がりません。スプリングを縮めるにもフォークカバーが有ってできませんねぇ。
そこでこんな治具作成。


インナーチューブに内径位のゴム部を中に入れ、上に付けた高ナットを締めることで潰してゴムの外径を広げて引っ掛け、インナーチューブを引き上げる作戦です。


ここまで引き上げられましたが、キャップのネジまでちょっと足りません。


そこで付けたアイボルトが活躍。ここにタイダウンで上から釣ってアウタースプリングを縮めインナーフォークを引き揚げます。


この状態で下の三又フォーククランプを締めれば・・・・・あれ?ボルトナットが空回り!!なんとボルトがなめていました。


ここの締め付けが弱くインナーが動いてしまい、トップキャップがだんだん緩んで最後に外れてしまったと推測。

インチネジは在庫無いのでM8ネジで締めておきます。そしてキャップのネジが掛かったところでこのクランプボルトを緩めて、キャップを本締め後にクランプボルトを本締め。

フォークオイル(142ml備忘録)交換して終了。

0 件のコメント: