2023年5月20日土曜日

AX125ピストン穴あき

 以前手をかけたAX125が走らなくなったという事で入庫。なんでもツーリング先で急にパワーダウンしたとの事。トラックに積載されやってきました。
あー、焼き付いちゃったのかなと先ずはプラグ外してみると・・・・


あちゃーアルミの粉が!!ヘッドはぐるとピストンに穴が・・・・


シリンダーのダメージは少なかったので、オーナーさんと相談して穴の開いたピストンとリングのみ新品に交換する方向で。ピストンは国内に無くヨーロッパから入手。シリンダーとヘッドはウエットブラスト。


クランクケースは灯油で洗浄した後、2stオイルで再洗浄。
シリンダーはその後ホーニングして組み込み。



以前から横に穴が開いていてアルミテープで養生していたマフラーは鉄板切り出して溶接し、とりあえず銀スプレー・・・


これを取り付けて無事始動確認。


さて、ピストンに穴が開いた原因が有るはずです。オイルポンプは問題なし。キャブの二次空気は大丈夫そう・・・点火系だったら点火時期か?点火時期確認すると・・・・


写真では見にくいですが、点火時期が早いですね。ポイントがだいぶ擦り減ってポイントギャップが広がることで早くポイントが開き、点火時期が早くなってしまったと推測。ポイント交換して点火時期調整。

お持ち込みの程度の良いワイヤー類に給油して交換し作業完了。

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