2012年8月29日水曜日

レギュレータ考察

 SL230用三相レギュレータレクチファイヤ入手したが、動作確認実験をしていると入力電圧が約15Vを超えると入力端(発電機側)がショートするような動作をしている。調査した結果、メーカーと思われる新電元のサイトには「三相発電機の出力を整流してバッテリを充電、バッテリ電圧が高い時は発電機入力を短絡し、充電を制御するレギュレータ」と表現されており、動作は正にその通りの動作をしている。
http://www.shindengen.co.jp/product/electro/reg.html

一方CBの発電機は単相コイルを2個持っており、通常は一回路のみ使用、ライトオン時にもう一つの回路からの発電を加えて発電能力を上げ、この交流出力をセレン整流器で全波整流している。今のCBはこの2つの出力を短絡し、ダイオードブリッジで全波整流してバッテリーと接続している。このため常にライトオンで使用。

当初、2つの出力を三相の内二相分に接続する事で電圧制御しようと考えていたが、発電機側を短絡して発電機側のコイルが焼けてしまうのでは?さらに短絡することで発電機の負荷となりこれがエンジン出力の低下につながるのでは?という心配が出てきた。

そこでお勉強。インターネットで色々調べてゆくと、車用のオルタネータは励磁コイルを持つ発電機で、レギュレータは電圧が高くなるとこの励磁電流を制御して電圧を安定させている。
http://www.sp01.jp/an-02[1].pdf
一方オートバイなどは励磁にコイルでなく永久磁石を用いた交流発電機が採用されている事が多い。この発電機の特性は定格以上に負荷電流を増やしていくとステーターコイルに電機子反作用が働きどんどん電圧が下がり、出力を短絡すると、出力に電力が出なくなる事が判明。

要は発電機内部でステーターコイルの負荷電流で励磁と反対方向に磁界が発生し電力が出ない、すなわちエンジンにからすると負荷が無くなる事に成るらしい。

という事が判明したので、当初考えていた方法で過充電対策ができそうです。

間違っていたらご指摘ください。。。

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