2022年7月8日金曜日

TY250 '77が血栓で二度目の入院

 以前、シフトできないで入庫していたTY250 '77が再度入庫。2kmほど走るとエンジンが止まるとの事。
試しに走ると確かに少し走るとエンジンが止まり、この時キックするとキックが重たいです。エンジンが冷えると再度始動できるので、どうも軽い焼き付きっぽいですね。

帰ってなぜ焼き付くか原因追及。シフト修理した時にはオイルポンプを外したので、組み立て時にポンプからオイルが出るのを確認しましたが、今回アクセル全開状態でポンプギアを手で回してもオイルが出てきません。オイルタンクは満タンだし・・・・ポンプ側からホースを外してみると、普通なら自重でオイルが垂れてくるはずが出てきません。ポンプ側からエアを吹いてしばらくすると出てきました。ホースが血栓・・・いや詰まってたようです。

シリンダーを外してピストンを見ると軽く焼き付いた跡が有ります。


オーナーにはお金かけずにペーパーで磨く提案をしたところ、安心して走りたいので交換しちゃってくださいと・・・幸い付いていたのがノーマルサイズピストンでしたので、WISECOのオーバーサイズピストンがすぐ手に入ったので、これに合わせてボーリングします。


このピストンとボーリング後のシリンダーを組んでエンジン完了。

オイルタンク洗浄するとちょっとドロッとした物が出てきました。これが原因ですね。念のため血栓の起きたオイルホースも交換。


後はキャブ、コック洗浄パッキン交換して始動。マフラーからスモークも出るのでひとまず安心。試走も問題なく終了。


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