2025年4月22日火曜日

旧型ULTRA製ステッピングモーター駆動タコメーター不具合解析

 部品交換会のお手伝いで貰ったULTRA製ステッピングモーター駆動タコメーター、動くか分からないよとの事。先ずはガラス拭いたら見た目は綺麗に成りました。


さて動かしてみようかなとZ360にワニ口で配線してみると、電源投入で針が震えて動きそうにありません。バックヤードで電源に接続して症状を再確認。黒がGND、赤が常時電源、オレンジがIG電源と照明、青がイグニッション信号に接続されてます。


ステッピングモーターが脱調してるのかな?
試しに針をちょっと回して電源入れると原点まで戻ってから同じ状態に成ります。


という事はステッピングモーターの各相のA、A ̄、B、B ̄はそれぞれ制御され動いているようです。

では分解して中を確認してみます。


CPU がMB6801でモータードライブしているのがTD6206だと思われます。他にロジックICでインバーターの4049ですかね。ほぼCPUが制御してますね。

メーター軸の原点検出が有るはずです。基板にはんだ付けされているピンにシャフトのイモネジがストッパーに成り、ここが電気的に接続して検出しているようです。


原点検出できなくてこのストッパーに当たってそれ以上回らないので振動していたと推測。はてさてなんで検出できない?
おそらくシャフトの軸がGNDで、これが当たって検出のはずです。更にばらしてテスターで当たってゆくと・・・・モーター軸とモーターケース間が電気的に接続されてません。金属製のベアリングだったら通電してそうですがね。
そこでストッパーの基板側にワニ口クリップで信号を取り出して実験。


案の定ここをGNDに落とすとモーターが止まります。

さあて、この後どうしますかね・・・・
続く・・・・・

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