2022年10月12日水曜日

ダイハツ フェロー ZMエンジン交換

マックス・フェルスタッペンが2022のF1タイトル取りましたが、こちらもMAX!! ・・・・52歳ですけど。

フェローMAXにエンジン整備したフェローZMエンジンと交換します。

フェローはグリル、ラジエター、ラジエターコアサポートを外すことが出来ます。そして


マニュアルによるとミッション毎外すことに成っていますが、ドライブシャフト、シフトリンク等々下に潜って外すものが多くなるので、エンジン単体で降ろすことを試みます。
ミッションのインプットシャフトを抜く分エンジンをずらせる様にウオーターポンプを外し、ミッション毎エンジンを傾がせて・・・・・抜けました!!


エンジン降ろす前に気が付いてはいたのですが、エンジンオーバーホールの際、ヘッドの穴を蓋したところ・・・搭載してあったエンジンにはなんとセンサーが付いていました。ヘッド外して再穴あけタップも考えましたが、タップがインチで手持ち無し。結局降ろしたエンジンとヘッド交換する羽目に。外して洗浄し、新しいヘッドガスケットで組み直し。
そしてスペアエンジンに付いていなかったデスビを移植します。


排気系の洗浄も依頼されていたので、エンジンが降りてるうちに外して中をアルカリ洗浄、外を脱脂して塗装しておきます。吊るし塗りして乾燥です。


ちなみにシャッターの下の板は街路樹の落ち葉が多く、中に入らない様に作ってもらった物です。今年も活躍!

エンジンは完成していたエンジンからウオーターポンプを外し、ミッションを傾がせてインプットシャフトを挿入し搭載。ウオーターポンプを再装着しますが、ホースのバンドのねじが締めにくいです。案の定クーラントを入れるとここから水漏れ。オルタネーターやラジエターコアサポートまで取り付けてあったのですが、再度外して締め直しですわ。

オイルポンプの動作確認のため、排出側の配管を長くして上に出しておきます。前のエンジンがオイルポンプに不具合が有って混合ガソリンと成っているため、それ以外の配管配線が終わった段階でエンジンの始動を試みます。ところがなかなか始動しません。点火時期っぽいのでタイミングライトを当てて確認しますが、とんでもない場所で火が飛んでいるようです。デスビ捻って調整しますが・・・・これでいいの??
ここで結構悩みましたが、ふと気が付きました。こいつ180度クランクでデスビ付きだ!!タイミングライトのクランプがミッション側プラグだったのをウオーターポンプ側のプラグにしたら調整範囲内に戻ってきて調整完了し、エンジンも無事始動!ガレージが煙で真っ白!!急遽塩ビパイプで外に排気しましたわ。


翌日、車の下がオイルまみれ!オイルポンプから漏れていました。仕方がないのでタイから持ってきたこのポンプと搭載してあったエンジンのポンプ、オーバーホールしたエンジンに付いていたポンプの三個から良いとこ取りを覚悟してオーナーさんに連絡したところ、形は違うけど新品が有るのよとのお話。他の整備工場で形状が違うから取り付けられないと言われたそうですが、内部パーツでも使えればと持ってきていただきました。左がタイ、右が新品。


あれ、ポンプ本体の形状は同じなので、プーリーだけ付け替えれば行けそうです。
左の新品にプーリー取り付けました。


そしてエンジンに取り付け。エンジン始動してポンプのプーリーを最大に引っ張って排出側ホース内のオイルが上昇してくるのを確認し、これをエンジン側に配管。

エンジン周りは終了し、脱着した部分の機能確認中に右のパーキングライトが点かないことが発覚。此処のコネクターは塗装した時の塗料が入っていて、外すときに苦労したのでそのストレスで接触が悪くなったと思われます。排気管が近いので被覆が劣化してカチカチです。


スカートパネルからウインカーユニット外したかったのですが、ゴムパッキンが固着して外れないのでスカートパネル毎で配線を直します。ゴムパッキンがすでにボロボロで防水性に心配が有ったので、端子絶縁用のブーツが有ったのでそれを装着。


所がここれでは改善せず。いろいろ追ってゆくとなんと電球ソケットのアース不良でした。本来は銅金具がウインカーケースに接触しているはずが、押しても擦っても導通せず・・・・・スズメッキ線を半田付けして強制配線!


試走も完了し、やっと完成です♪


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