2023年8月28日月曜日

中期型Z360整備

 ずっと昔に整備した中期型Z360のオーナーが代わり、名義変更と整備。
先ずは初期空冷、中期水冷クーペ、後期水冷ハードトップで記念撮影。こりゃ変態ガレージって言われるわ♪


名義変更後に各部チェック。
オイル交換しようと下からのぞき込むと、左ドライブシャフトブーツ切れてグリスが飛び散ってます・・・


右ハブベアリングもガタが有りますので、ドライブシャフト外すついでに交換。写真は右側。


ラックエンド、ロアボールジョイントブーツも怪しいので交換して足回りは終了。


次にリアゲートのトーションバースプリングが外れてたので、ガラスにつっかえ棒かけて・・・・ミシミシという音と共にガラスが外れてしまいました。幸いガラスは割れずに無事です。(写真ではガラスは屋根の上)


ここは淵ゴムが使われておらず、今の車の様に接着です。接着剤剥がしてみるとシリコーン系の様です。当時はここのリペアが想定されず、部品としてはリアゲートAssyになってますね。シリコーン工業会が1967年8月発足と有りますのでZ360が出た1970年当時最新技術だったはずです。
ここは現代のシリコーン接着剤を使って自動車ガラス屋さんで貼ってもらいました。

そう、トーションバースプリングを捻る治具を作ったんです。丁度5/8レンチのエクステンションのぼろいのが有ったので加工。あっレンチに掛からない・・・・暑くて頭が回ってませんね。


仕方が無いので二個目作成。1/2の13㎜の古いのを加工。これでばっちり!


さて、スプリングを掛けると各支点の位置関係が悪く、ゲートを並行以上に上げると外れてしまいます。


結構悩みました。仕方が無いのでスペアのゲートからヒンジ外して交換。これでしっかり開閉できるようになりました。パーツリスト見比べても同じだと思うんですがね・・・・

これで一通り整備が終わり納車し完了。

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