2026年8月23日日曜日

SA Z360のFCR、サスペンションセッティング

 FCR33を付けたSA Z360のキャブと足回りセッティング依頼です。排気量は400ccとの事ですが、なんか遅いとの事。

先ずアクセルペダル全開にしてキャブ全開に成ってるか確認。問題ないですね。キャブの口径が大きく成ってるのでどうしても中速がもったりしてしまいますが、もう少し調整で良くなりそうです。走った感じでは高回転を使う高速などでは他より速い感じがします。がばっとアクセル開けるとボコ付くので、加速ポンプからの燃料噴出量が多い気がします。


スロー系は問題無いので、加速ポンプ排出量を減らしてジェットを一つ下げ、負圧進角が配管されてなかったのでちょっと進角した所スムーズに成りました。この暑い中調整したので、冬に成ったらプラグ見てもらって調整かもしれません。

次にフロントサスペンションです。下から見るとロアアームが水平まで下がってますね。これではロールセンターがとんでもない所に行ってしまいます。


色々フロントサスペンション持ってきていただいた中で車高調の物が有ったのでこれを一番車高を下げた所に調整し、アッパーマウントをリプレイス品の新品にして組んでみます。一番左が付いてた物です。


車高は良い感じに成りました。ただ着地した時、これ以上にサスペンションがストロークしませんねぇ。


試走してみますが非常に硬いです。うちのZよりも硬いので街乗りは大変に成ってしまいます。外してスプリングレート計ろうと外すと・・・・ニードルローラーが逝ってます。ローラーがほとんどない!!


スプリングレートはエンジンスタンドの足の間に体重計とジャッキで10㎜ストローク時の荷重で簡易測定。


10kgf/mm以上ありますね。これは固いです。
持ってこられた中にアクティー用が有ったのでこれも外して計測。


これも10kgf/mm位です。


持ってこられたノーマルサスペンションも有ったのですが、これはザビ固着してナット外れず。うちの在庫にあった空冷ZかN360のノーマルスプリングは・・・3.5kgf/mm程度ですね。
うちのほぼレーシングが4kgf/mmのスプリングなので街乗りにはいいかもしれません。このスプリングとアクティー用からニードルローラーベアリング拝借して組み立てます。


さて、組んでジャッキから降ろすと伸びたサスペンションが縮んで着地。そこから押してもストロークしません。どうもダンパーのシェルが上側に当たってストロークせずリジットに成ってる様です。車高調の前のスプリングの時もこの状態だったかもしれませんね。
外して確認すると下から二番目の車高調はシェルが長いですね。ロッドだけショート加工してる様です。
上のアクティー用もロッド形状が異なるためそのまま使えません。


結局オーナーと相談して今後車高調のシェル加工をすることにし、今回は一番下のショート加工品に戻して納車です。

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