2026年10月5日月曜日

ラビットとランペットのオイルシール交換依頼

 古い2stオートバイのオイルシールを交換して欲しいととのご依頼がほぼ同時に二件。


一つは以前クランクベアリング交換したラビットS601トルコンワンウエイクラッチ部を外してお持ち込み。部品表にはオイルシールとそのホルダーが一体に成ってますね。(#1、#8)

オイルシールの型番を読んで入手することにします。文字が小さくて読みにくかったですが、実態顕微鏡で見て型番確認。AD2048FとAD2838Fでした。標準部品なのでそのまま発注。


オイルシールが届いたので交換しますが、分解しないと古いオイルシールは外せませんでした。ワンウエイクラッチのローラー(#10)などが外れない様片方づつ慎重に分解しオイルシール交換。
#8側のホルダー裏側にはシリコンシール塗布してあったので綺麗に取って同じように塗布して組み立て。


完成して納品。
翌日、早速ラビットS601に取り付けて走ってこられました。大丈夫そうです。
部品表ではオイルシールホルダーと一体なんですねとお聞きしたら、これは以前交換した汎用オイルシールを使った社外品の事でした。パーツリストとの差異納得です。

さて、もう一つは森の中ランペットのマスターからのご依頼で、ランペットCA2前期型のクランクオイルシール交換です。聞いたオイルシールの表示はTC 16.9 33 8との事。内径16.9mmなのですかね。なかなか調べても判りません。オイルシールホルダーに入ってるとの事で、それとサンプルクランクをお借りしてきました。クランクの軸径はφ17ですね。オイルシールのリップ内径が表示されてる様です。



オイルシールで内径17、外径33、厚さ8mmの物を探しますが見つかりません。近いもので内径17、外径30、厚さ8mmのTC 17 30 8が有りました。オイルシールホルダーにカラーを圧入して、これにオイルシールを入れる方向で検討します。
預かったオイルシールホルダーの一個は内側はサーフクリップで固定されていますが、もう一個はサーフクリップの溝は有りませんでした。

アルミ削り物はやまが商店にお願い。圧入代で3/100mm外径太くしてもらったのが完成。


オイルシールホルダーの古いオイルシールを外して煮て洗浄。洗浄後、洗浄液をお湯に変えて再び沸騰させて熱膨張させ、カラーは冷凍庫で冷却。念のためネジロック塗布してカラー圧入し。


オイルシールも挿入と思ったら内径がきつく成ってしまい、オイルシールの外側痛めてしまいました。肉厚1.5mmと薄いので外径圧入すると内径まで影響が出たようです。測ると内径小さく成ってました。勉強に成ります。


内側を旋盤で更に加工します。新しいオイルシール挿入して・・・


完成です。


直ぐに組まないそうなので、後の状況はそのうち教えていただく予定です。

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