2025年2月21日金曜日

BSA B31クラッチ不具合修正、タイヤ交換

 BSA B31が再び入庫。またクラッチの調子がおかしく成ったとの事。
見てみるとクラッチが全く切れません。調整ネジをロックナットが掛からなく成る位捻じ込んでやっと切れます。


明らかにクラッチ側がおかしいのでプライマリーケース開けます。するとクラッチのアウターがぐらぐら動いてしまいます。


クラッチアウターを受けるベアリングが緩く成ったみてベアリングのローラー取り寄せ。古いローラーと比べると明らかにきついです。



ところがこれをミッションシャフトに組み込むとテーパー嵌合の部分がぴったりはまらずグラグラします。どうもキーで押されてシャフトのテーパーが歪んでるようです。
ここは交換せずに光明丹付けながら歪んでる部分をやすって修正。


ここのキー溝幅は何故かシャフト側が5mm、刺さる側が4mmです。キーもよれよれで怪しいので5mmのキーを取り寄せフライスで削ります。



右が付いてたよれよれなキー、完成品が左。


グラグラする原因が判らないので外したプライマリーケースの奥側を取り付け、クラッチ、プライマリードライブを取り付けます。

左側がクラッチ側に付いていた怪しいロックワッシャ。今回はこれが効かず緩んだのが原因かもしれません・・・・右側は今回取り寄せロックワッシャ。しかしなぜか内径きつくて修正が必要でした。


入って無かったドリブン側ロックワッシャともどもロック。



クラッチ組み込み、クラッチアウターのぐらぐら解消。


クラッチアジャスター調整がシビアです。締めすぎるとキック時に滑るし緩いとクラッチ握っても半クラ状態に成ってしまいます。何とか折り合いつけてクラッチは終了。

次にタイヤ交換。フェンダーが深いので出すのが大変そうです。取り出しを想定してメインスタンドを木の上に掛けて準備。
リアはスーパーカブやW1みたいにハブダンパーで分離でもないので、アクスルシャフト外して全て取り外すのかな。チェンカバーと右にマフラーあるので左のフェンダーステー外してホール取り外し作業開始。
するとアクスルシャフトは何故か左右分割。左のアクスルシャフトが外せないのでハブがスイングアームから出てきません。しばしパーツリスト眺めて考察。


もしや、スプロケットのナット外してスプロケットをスイングアームに残して外すのか???。やってみると何とか外れました。それもスプロケットが残ってるので右側からフェンダーステーも外さずに車を傾げて取り出し。


なんだ、チェンカバーも左フェンダーステーも外さずに取り出せたのね。ウインカーも外したおかげでウインカーのハーネス痛めて、これも手当てする羽目に・・・・

最後にハンドルグリップの交換と紛失されたファンネルのネットを茶こしで作成して完了。



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