2022年3月14日月曜日

N360Eオイルポンプストレーナー移動

 オイルポンプのリペアを受注したので、自分のももう一つリペアしておこうと在庫のオイルポンプを発掘。これからストレーナーのネット部分を外そうとヒートガンで温めて外そうとしたところゴムの部分が折れました・・・・・・もうカチカチです。


このネット部分はもう手に入りません。今のエンジンも外すときに割れて、その部分をワイヤでツイストして縛りクラックにシリコン詰めて使っています・・・・・


しかしこんなストレーナーもう嫌だ・・・・とオイルポンプのストレーナー部分を切ってしまうのでした。


表側の面を出して、端面切削。


クランクケースに仮止めしてみると・・・・こんな感じ。


ノーマルのストレーナー位置はクランクケース左隅で、長い左コーナーでオイルを吸えなくなるのではという不安があります。また、一時減速チェーンのテンショナーをスライダーにし、少しその削りカスがこの周辺に出るのをストレーナーのネットに吸わないようにしたいです。そこでクランクケース内部にストレーナーの移動を検討します。こんな配管すればいいかなと、とりあえずホースでルートを探ってみます。クランクケースの真ん中、オイルフィルターの右後ろにストレーナーを置きたいですね。



さて、ストレーナーをどうしますかね。ご近所の先輩の様にゼロから作るには技量もないし・・・・・流用検討です。先ず試しにインテグラ等のB型エンジンのストレーナーを買ってみましたが、大きくて何処にも入らず・・・・これは没です。


という訳で、他のストレーナーを探索。
VT250 SPADA MC20(左)とCB400SF NC39(右)のストレーナーの中古品をヤフオクでぽちったのが届きました。


NC39用はステーなどが邪魔です。切れば使えそうですが、加工が多くなりますね。MC20用はピッタリ入りますね。これを採用!



買える材料と自分の技量で細かい検討を進めます。で、買った材料がこれ。内径8㎜t1.0の銅パイプ、9.52のエルボ、MC20のストレーナー新品、カラー、更に切り詰めたオイルポンプをリペア加工した物(まだ中にギアは組んでません)。


そして更に検討してルート変更。ストレーナーからポンプまで近くて曲がりが少ないに越したことは無いだろうと、クランクケースの隔壁に穴を開けて配管する事にします。



ストレーナー側を加工します。先ず横に穴を開けオイル出口にカラーを溶接します。このカラーは手前が内径φ10、奥がφ8で作ってあり、銅パイプが突き当たるようにしました。



そしてノーマルの出口を切り飛ばして蓋をし、ステーを溶接。


取り付けるとこうなります。取付穴は隔壁にクランクケース右側から開けています。


次はオイルポンプ側のパイプを作ります。紙で型紙作って・・・・


t:1mmの銅板を切り出して、内径をφ10に広げたエルボとパイプをロー付け・・・・



銅板とオイルポンプ間、ストレーナーとパイプ間にOリングを入れて、ストレーナー位置移動完了。


このポンプギアボディーに強化ポンプギア組んでこの前のオイルジェットも含めてオイル系終了かな。








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